前回のSaturday Dでご案内した
日本浮世絵博物館、久しぶりに行ってきました!
とても目を引く、スタイリッシュな外観の建物です。
今年、大河ドラマ「べらぼう」で浮世絵に注目が集まっていることもあり
展示室の入り口には、制作過程で使われる道具が並んでいました。
こういった道具を使いこなして細やかな表現を生み出す技…
超絶不器用な私には到底真似できません。
日本浮世絵博物館では至近距離で作品を見ることができるんですが、
その職人技をさらにじっくりご覧になりたい方のために、
こんなサービスもあります。
さて、今回の展示「もっと知る!数字でわかる浮世絵」は
風景画、美人画、様々な作品が並びます。
その中の一部をご紹介~。
こちらは歌川国貞の「当世三十弐相」の1つ。
女性たちの様々な姿を「〇〇そう」というタイトルで描いています。
(例えば「眠そう」といった感じですね。)
上の浮世絵、「〇〇そう」に当てはめると何に見えますか?
正解は…「しばゐが見た相(芝居が見たそう)」です!(わかるかーーい!)
こちらは月岡芳年の「風俗三十二相」から、「あいたさう(会いたそう)」。
花魁が好きな殿方を思い浮かべているところでしょうか?
表情はもちろん、髪の乱れ、桜の花びらが舞うところなどからも、
様々な想像が「できそう」です。
小学校の頃に図工の授業で木版画の制作は体験しましたが
浮世絵も木版画だと考えると、この緻密な彫りや色数の多さ…
江戸時代の職人技の凄さを改めて感じますね。
これから「べらぼう」を見る時、浮世絵制作のシーンは
より目を凝らして「見たくなりそう」です(しつこい笑)!