地域に眠る8ミリフィルム(昭和時代の家庭用記録メディア)を集めて作る
松本市の三好大輔監督による「地域映画」の取り組み。
その松本版、市民団体「まつもとフィルムコモンズ」による『まつもと日和』を
初めて見たときからすっかり魅了されてしまった僕ですが、
ついにその新作「まつもと日和2」が来週末、初公開されます。
※10/26.27の土日、信毎メディアガーデンを会場に完成上映会
「8ミリだョ!全員集合」が開催されます。チケット発売中◎
それに先駆けて先日、メディア向けの試写会がありまして
ハンカチ握りしめて行ってきました。
まだ最終完成系を前にした編集版ではありましたが
今作も、鑑賞後すぐ言葉が出てこないほどの素晴らしい体験だった。。。!
自分が暮らす街がより誇らしく愛おしくなったし、
あの頃からは大分変わってしまった風景も多いけれど、
守りたいこの風景を頑張って未来に繋いでいかないと、と思った。
断っておきたいのは、この作品は別に
”松本の松本による松本の人のための作品”では決してありませぬ、ということ。
上田出身の僕は、現在松本市民をやってますが、
日本全国どの町で育った人でも、どんな年齢や属性の人でも、
きっと心をふるわす普遍的なものがあるに違いない、と思っています。
前作を超える347本の8ミリフィルムが集まったという今作。
1978年の「やまびこ国体」をはじめ、松本城でのメーデーや
昭和の結婚式やお葬式、入学式や運動会、お花見などの家庭の記録、
また田植えや稲刈り、祭りなどの農村部の風景も多く出てきます。
その映像ひとつひとつから感じるのは、
レンズを覗く人の愛ある眼差し。被写体を心から愛おしむ気持ち。
そんな8ミリフィルムを令和の今、囲むことで浮かび上がる家族愛に
前作よりまたさらに一歩踏み込んだ印象でした。
また松本深志高校登山事故の記録などを通して
いのちと向き合う後半の展開も心に深く重く響きました。
「3日満月」がたくさんの市民と共に作り上げた
温もり溢れる音楽も素晴らしいの一言。
アオイヤマダさん歌唱(!)のエンディングテーマも
清々しい余韻を残しています。
大切な人に是非見て欲しい!と心から思うので
回し者みたいにオススメします!笑
「まつもと日和2」是非ご覧くださいー!!!
あ、週明け21日(月)マジカワに三好監督来てくれます!
さらに、アオイヤマダさんからスペシャルなメッセージも!
お楽しみにー!